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菊五郎キツネと猿之助キツネ(壱) [源九郎キツネ]

吉野の道行で忠信の姿が見えなくなったとき、初音の鼓を打つと必ず現れた・・・あたりに気を配りながら鼓を打つ静御前。あの忠信は何者だろう?という緊迫感にあふれて、すてきな場面です。
そして、花道がパッと明るくなって大きな音をたてて幕が開いて、思わず注目してしまうと「出ないよ!」と叫ぶ声。誰よ!?ふざけてるのは?・・・本当に出て来ない[がく~(落胆した顔)]わあっと言う声で舞台を見たら、なんと、館に上がる階段に、奥に連れて行かれた忠信さんとは違う装いの忠信さんが、美しいポーズで寝そべって(?)います。色っぽいな[揺れるハート]博多座の初日に、猿之助キツネに見事に乗せられたこの場面。倍返ししてやらずにおられようかっ[ちっ(怒った顔)]と思ったけれど、チケットは売り切れ。水曜日なのに会社を休んで千秋楽に1枚あった席を買いました。それでも花道の方を見てしまったけれど、正気に返って舞台を向いてどうにか出現するところを目撃しました[手(グー)]
菊五郎キツネは??おのれ!やはり同じ手できたかっ[ぴかぴか(新しい)]
猿之助キツネはキッと前を向きましたが、菊五郎キツネはジッと下を向いています。美しいけれど重そう・・・。ごめんなさい。お衣裳も、なぜか長袴の裾を結んでいた猿之助キツネと違って、裾はそのままです。こういうのはそれぞれの好みなのかな?
見事なのけ反りも見せてくれて、静御前に正体を見破られて・・・キツネ詞って、猿之助キツネは息を吐きながらじゃなくて吸いながら言ってるんじゃないかと思いましたが、菊五郎キツネは普通に言ってる感じでした。そして、真っ逆さまじゃなくて、伏せたままの姿勢で姿を消します。床下からキツネの姿で現れて・・・やっぱりスピードが[あせあせ(飛び散る汗)]でも、欄干の上も歩くし膝の回転もあります・・・重そう・・・。
私が、宙乗りよりもブッ飛んだ、小さい窓にレーザービーム飛び込みをするところ、菊五郎キツネは垣根の向こうに車輪のような物を使ってスルスルと消えて行きました。これも面白いやり方だなぁ・・・。
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