アトム良かったよ！

どうなってるんだろう？？わざわざ観なくてもいいかな・・・と思いながら映画館に行ってしまいました、『アトム』。
顔が変わってるといっても、ほとんどバレないプチ整形くらいなものだと思いました。うん、手塚アトムより細面だな。アメリカでアンケートをしたら、本家の顔が子供過ぎるとのことで、ちょっとオトナにしたそうな。モデルのトビオくんが８歳だもの、かわいくて良いと思うんだけれど、自主独立した感じでなきゃヒーローと認められないのかな。
トビオくんがトビーになって、博士たちもアメリカ名がついていました。それなのに、アトムってアメリカじゃ『おなら』の意味があるので『アストロボーイ』に変えたと聞いた事があるんだけど、まんまじゃないのと思ったら、私が観た吹き替え版がそうなっているだけで、英語版は『アストロ』なんですってね。当然タイトルも違うんだな、確かめたいけれど、ここらじゃやってないし、本当は３Dですよね？
お茶の水博士やハムエッグ、手塚治虫さんらしきキャラまで出ていて、手塚ワールドをとても大切にしてくれていると感じました。設計図のアトムはまるっきり手塚版みたいだったなぁ。原作に出て来る犬の顔形パトカーが無かったのが残念でしたが、『トラッシュ缶』という犬形（ゴミ箱形？）ロボットがかわいかったし、窓拭きロボット・コンビは、手塚さんが落書きみたいに描くエキストラ・キャラみたいで楽しくて、人間の身勝手さへの批判や、その対極のアトムの自己犠牲・・・偉そうに書いてるけど、私そんなにアトムに詳しく無いんだ。映画は架空のエネルギーを使っていたけれど、原作は名前のとおり原子力で動いているのかな？？お兄ちゃん（弟？）も妹もそうだもんね。原発を批判している学者さんが、原子力を美化したとかで、手塚さんを非難していたとかいう話を聞いた事があるし。
なにはともあれ、この映画好きです。続編が出来たら絶対観に行きます！