アイアンクロー、呪いの正体は？

”オッペンハイマー”は大きな問題を示してくれているけれど、どうしても”アイアンクロー”を考えてしまってどちらも電車で15分かかって、鉄の爪はそこから本数の少ないバスで30分も行かなければシネコンにたどり着けないのが辛い
フォン・エリック兄弟を破壊したのは毒親だけれど、お父さんへの『憎悪』ではなくて『敬愛』だったのが悲しい五男が音楽に進もうと考えるのは、お兄さん達と違う自分の生き方を選んだからだと思ったら、実はお父さんがクラリネットの名人だったと聞かされて、ビックリしました遺伝？に導かれているのでしょうか？？そして結局はプロレスラーになってしまう演じるシモンズさんは「この人、プロレスラーは無理だろうな」と思わせてくれますお父さんが最も期待していたお兄さんが亡くなったから、「父と兄の無念を晴らす」と言う気持ちになったらしいのです。
映画では、相手にやられたのではなく、自分が出した技が決まったのに苦しみだしたように見えて、不思議でした。「よくある脱臼だろう」と思われていたのに、昏睡状態から後遺症で、現役復帰は無理だろうなぁと、私でも思いました。シモンズさん、良い役者ですそして、皆が期待しているようなお兄さんの替わりは出来ないと思い詰めて。悲し過ぎる
華々しくチャンピオンベルトを獲得した四男も、交通事故で片足を失ったなんて、信じられない状況になってそれでも義足を付けてプロレスを続けたというのがウソみたいだけれど、日本のレスラーが「リングシューズを履いたままシャワーを浴びていたので、変だなとは思っていた」そうで、相当無理をしたんだろうなと思いますそして結局。
薬は鎮痛剤かも知れないけれど、注射は筋肉増強剤の意味でしょうか？？映画の表現は控えめです
今は禁止されている薬物だろうし、腸が破裂してなくなった三男も、精神が不安定になっていたかも知れない四男も、免疫力が落ちていたのじゃないかと思える五男も、皆、薬の犠牲者ではないか？？と考えると、服用させたのはお父さんだろうから、罪深いなぁ～と泣きたくなります