大昔の映画”太陽がいっぱい”

テレビで見かけたことがある”太陽がいっぱい”を真面目に見ました
興味を持ったのは、元々主役に予定されていた？俳優さんが、新婚生活のため？ことわった？ので、仕方なくアラン・ドロンさんに仕事がまわって来たという裏話を知ったから
古～い映画だから鑑賞に堪えるだろうかと思いながら見たら、気になったのは当たり前のようにタバコを吸うことだけちょっとおとなしめ？の女性の水着なんて、ステキだったなぁ
制作年度に関係なく不思議だったのは、映画の真ん中あたりで、ドロンさんが時間つぶしに市場をうろつき回る場面。試食を勧められたりして、さすがに「まいう～」とか言わなかったけれどなんだか、日常生活をテーマにしたプロモーションビデオを見せられているような気がして。あれ、必要な場面なのかな私だったら、この場面は入れないなぁと偉そうに考えてしまいました
ほかのチラッと見ただけで理解していなかった流れは、よくわかりました全てうまくいった！と思った後の、ラスト数分間は覚えていましたが、なんと美しく絶望的な名場面の連続であることか「甘美なメロディー、傾く地中海、後は破滅が必要なだけだ」というキャッチフレーズがあったような。
決定的に勘違いしていたのは、場所がイタリアだということフランス映画だから南フランスの地中海だと思い込んでいました
ドロンさんが最後に見せた笑顔は、なるほどこれでスターになるわなと思わせてくれました
最初に予定されていた人は、ほぼ？スターになっていたのに、この映画に出なかった後は良い仕事に恵まれなくて、結婚生活もうまくいかなくて「ブリジット・バルドーの元夫」という地位に甘んじたらしい感慨深いものがあるなぁ～