福田村事件、いろいろな問題が詰め込まれています

「新聞が書かなかったから、朝鮮の人たちが暴動を起こしたというデマを信じて、虐殺が起こったんです」大正時代はラジオがまだ普及していなかったそうで、新聞は唯一の？情報源。その新聞が事実を捻じ曲げたり隠したりしたら・・・芸能事務所の性加害問題を思い出しました。明るみに出していたら、被害を食い止められたのに
『いずれは社会主義者か鮮人か、はたまた不逞の輩の仕業か』犯人がわからない事件の記事には必ずそう書けと言う新聞社の上司。政府が消そうとしているのは朝鮮の人たちではなくて、社会主義者なんだろうな
朝鮮の人たちと間違われて殺された行商人たちは、”日本人”でも”被差別部落民”で、死んでも戒名でそれとわかる・・・お坊さんが付ける仏弟子としての名前でしょうに、まだそんな差別をするの仏教なんて！と思ったけれど、縛られて殺されそうになった行商人たちが唱えるのはお経です。
重い問題だらけで、それでも何度も観たくなります。