福田村事件、最終日です

どうしても観たくて、また映画館に行ってしまいました
結果は重いのに、観たくなってしまう作品です。初めて観た時は、被害者と加害者だけでなく、色々な人間関係がすぐに飲み込めなくて混乱しました事件だけを描くのなら必要ないように思えましたが、村社会の生きづらさ？が、生身の人間の出来事なのだと感じさせられました。
関東大震災の朝鮮人虐殺の話だったら、私には他人事として逃げることもできそうなのですが、日本人も殺されていた事実がそれを許しません本当に自分勝手だなぁ私
政府にとって目障りな社会主義者、一般人がさげすんでいる被差別部落民。「わしらみたいなモンは、もっと弱いモンから銭とりあげんと生きて行けんのじゃが。悲しいのう」ハンセン病の人たちに気休めの薬を売ったあとで、新米の少年に語る行商人のリーダーの言葉はウソじゃないでしょうまた同じことを書いてしまいますが、永山瑛太さん、本当にいい仕事してるのに、ダメな身内が残念です

福田村で慰霊祭が

そうだ、今日は9月6日だ
旧福田村で慰霊祭が行われたそうです。皆さん、どんなにつらい思いを抱えて生きて来られたのでしょうと思ったら、子孫の方々は当事者の皆さんから何も聞かされていないらしくて、それほど辛い出来事だったんだと、改めて思い知らされました
生き残った13歳の少年を家に泊めた人の子孫もいらっしゃって、映画の俳優（子役）さんが思い出されました9人の犠牲者と紹介されていたので、少年の「10人だ」というセリフと、「もうすぐ生まれたんです・・・9人にも名前があるんです」と言って全員の名前をしっかりと声に出す場面を思い浮かべました。もう一度観に行きたい作品です

福田村事件

関東大震災から今年で100年たったそうで、TVでも記録映像を見せてくれている。
時期を合わせたのかどうか、地震後の虐殺事件をあつかった映画が上映されているので、観に行きました東京で大火災が起きたのは〇鮮から来た人たちが放火したからだというデマを信じて、大虐殺があったという話は知っていたけれど、行商に来た日本人が殺されたというのは初めて知りました方言がわからないとか、さりげないことで〇鮮の人だと決めつけて、村中総出で皆殺しにしようとするのは恐ろし過ぎた「日本人を殺してしまうぞ」と戒める村人に、殺される側の人が「〇鮮人なら殺していいんか！」と言う場面。同じ人間だという考えが出来ないんだなぁと、心に刺さりましたこれが一番の問題なんだと思います。
永山瑛太さん、いい仕事してるのに身内にダメな人がいるのが気の毒でなりません