「眠れる森の美女」からの妄想

100年の眠り衣装にこだわったと語られている首藤康之さん。
オーロラ姫はそのままに、イバラの森に踏み入ってくる王子とその世界の人々は、夢のようなバレエの衣装よりは現実的に。と感じましたが正解でしょうか？？
100年とは半端ないまさか魔法が解けて、姫がおばあさんになるという悲劇じゃなかったでしょうね原作の昔話浦島太郎じゃあるまいし
100年間、眠り＝深い精神世界を極めたら、すばらしい芸術作品が生まれそうで、眠ってみたいなぁ～と憧れてしまいます

長靴をはいた猫？？

しつこく「眠れる森の美女」の感想と言うより、話がズレるんだけれど
オーロラ姫の結婚をお祝いしに、何故かおとぎ話の出演者たちがやって来て・・・青い鳥はステキなバレエで赤ずきんちゃんとオオカミさんはお人形そして長靴をはいた猫も
ここで私の疑問があの話、長靴は必要なんだろうか？？「長靴を下さい」とネコがしゃべったんだから、もともと魔法の力？を持っていたネコなんだろうし長靴に何か力があったとは思えない。子供の頃に不思議だったまま、ほったらかしにしてしまった
ちょっと調べてみたら、真面目に考えて下さった方がいらっしゃって、長靴と言ってもゴム長みたいな作業用のじゃなくて貴族や王族が特権として履くことができる物だと
詳しく覚えていなかったけれど、長靴をはいた猫は、堂々と王様に会いに行って、自分が仕留めた獲物を「主人から」として献上している。ネコがウサギなんて！よく捕れたもんだわネコとしても優秀なんだなぁそれはともかく、長靴さえはけば、ネコだって特権階級扱いされるということになるらしい。
そんな皮肉が込められていたのですね、ありがとうございました

バレエ「眠れる森の美女」in大分

演出・振付が首藤康之さんなので「観てみようかな」と思ったバレエ、THE Sleeping Beauty以前に別の作品をやってくださっているのに全然観てませんご本人は出演されないしぃ～なんて
今回は喫茶店の人に「うちの姪が、その他大勢で出るんです」なんて言われて、お会いしたこともないのに親近感を持ってしまって
買えた席は隅っこだったけれど、舞台に近くて嬉しかったでも、真ん中で観たかったなぁ
古典だけれど初めて観たので、どこが斬新な演出なのかわからなかったけれどとにかく美しくて他の場面と違う”悪の精”の館の”黒”の世界は、洗練されていて、さすがに古典バレエ以外の表現を経験していらっしゃる首藤さんだなぁと、尊敬してしまいました上手く説明できませんが、舞台と衣装が一体になっていて、さらに”悪の精”の嫉妬心？も表現されていて、美しく少し悲しい場面でした
他の場面は、さすがに古典作品で、バレエの素晴らしさを全て教えてもらえたと感じました
ふと「足がつったりしないだろうか？」なんて考えたりして地元のダンサー、特に中学生、小学生、もっと小さい子達は、その他大勢じゃなくて、大切な役ばかりだと思いました
一回だけの公演だったのが、とてももったいなかったのですが、東京の有名なダンサーの方々を雇うのにお金がかかるんだろうなぁ

ミュージカル「ホイッスル・ダウン・ザ・ウィンド～汚れなき瞳～」北九州

4月に北九州芸術劇場で上演されるミュージカルどんな作品か？世界中の私以外の人が「いいね！」と言っても、私が感動できなければ「つまんない」わけで、バクチのつもりでチケット発売日に買おうとしたら、甘かった
千穐楽は完売他の日も３階しか残っていないそれに、何故この劇場は席が選べないの？？１階も３階も真ん中も端っこも均一料金で、かなり高額だしどれだけ素晴らしい所か楽しみだわ
これで感動できなかったら暴れてやるぅ～と、気合を入れて観に行きます
タイトルも長すぎないか！？ミュージカル「ホイッスル・ダウン・ザ・ウィンド～汚れなき瞳」

ミュージカル「ダンス オブ ヴァンパイア」大阪

赤いハンカチの代わりに「リーくんバスタオル」を振り回してやる～と覚悟を決めて乗り込んだ”梅田芸術劇場メインホール”
なんと！赤いハンカチをプレゼントしてくれましたホールにコウモリは飛び回っていなかったけれど、感謝DEATH★←これはヘルベルトではなくてグレルですねまだまだグレル役が強烈に印象に残っています植原卓也さん休憩時間のクコール劇場にも「バカ息子」で参加して盛り上げて下さって、ありがとうございました
でも、2回観たので2回目はバスタオルを振り回させていただきました気持ち良かったぁ～わがままで、ごめんなさい
おまけに、トークショーまでやって下さって、嬉しくてたまりませんありがとうございましたミュージカルを観るたびに、アンサンブルの皆さんの凄さを思い知らされますが、今回は特に素晴らしくて、アブロンシウス師弟の夢の中？のヴァンパイアダンスには圧倒されてしまいましたこれを下男クコール役の駒田さんが「舞台のそでで観ていて涙が出た」とおっしゃったので、本当に素晴らしいですよねと嬉しくなりました！！更に「自分はオオカミに殺されてしまうんだなぁと、残念でならない」とも。私と同じことを思われたんだアブロンシウス師弟も共感しておられました。
ところで弟子のアルフレート役の東啓介さんが「稽古場でソファーに座って台本を読んでいると、魂が抜けていく」と告白されたのが大うけで、私には思い当たるフシがありました”マタハリ”のトークショーのとき顔を伏せていたので「この人、寝てるんじゃないだろか」と思いました多分、何時でもどこででも眠れるんだろうな
あ！励ましのお便りを差し上げたのですが、ホテルで大急ぎで書いたので？お名前の字を書き間違えてしまいました仕分け？していた劇場の人、笑っただろうなぁ「こんな失礼なの渡せないわ」と処分されてたりして何よりも、東さんに申し訳なくて「こいつバカだな」と笑って許して下さいますように
本当に楽しい時間をありがとうございました

ミュージカル「ダンス オブ ヴァンパイア」博多座

初めて相葉裕樹さんのアルフレートを観て、絶対に悪くはないんだけれど、声が東啓介さんの方が・・・良いなと思ってしまいましたごめんなさい！！
SAMURAI7の再演でしたよね？シチロージを演じて下さったカーテンコールで「ヒモに戻ります」とおっしゃったんだか、誰か他の人が言ったんだか、楽しかったのを覚えていますでも、一番強烈だったのは中川晃教さんのウキョウだったごめんなさい。
相葉さんの甘い声、悪くないけれど、東さんの柔らかいのにパワーがある声が心地よいのです人それぞれの好みの問題だろうなぁ。
2回３回と観ると遊び心が生まれて来て、アルフレートが吸血鬼親子に杭を打ち込めなかったのは、「優しさ」でも「覚悟を決められない未熟さ」でもなくて、最後のシッチャカメッチャカの大騒ぎができないという制作側の事情じゃないだろうか？と思えてきましたちょっと深刻に考えて、サラ桜井玲香さんが望み続けたように全ての束縛から解放されて自由になるには、ヴァンパイアになるしかないのかも。
吸血鬼の下男なのに人間のままらしいクコールさんが、悲惨な死を迎えるのが気の毒に思えてしまいました狼も吸血鬼の手下じゃないのかあんなのあり？とてもよく主人に仕えて、休憩時間のおそうじもやってくれていた？のにクコール駒田一さんの、千穐楽のプラカードの告知どおり、大阪にも観に行きます
「みんなのアイドル」ヘルベルト植原卓也さんのダンス指導のときに、赤いハンカチを用意していなかったので、買ったばかりの「リーくんバスタオル」を振り回してしまいました自分で気に入ったので、大阪でもやってやろうと楽しみにしています

本舞台New Musical"Color of Life"

稽古場見学会で見た場面、ちょっとだけじゃなかったんだ！ほぼ一つの場面を丸丸見せてもらっていました
そして、舞台との近さも同じだこういう経験、初めてで新鮮だわぁ～DDD青山クロスシアターて、いつできたんだろう？？懐かしい”サムライセブン”を観に行った劇場のすぐそばですあの劇場は、建物も岡本太郎さんの彫刻？もそのまま残っているのに、入れないのが余計に寂しい
思い出に浸っている場合ではありません私の席は、中央の舞台の上を横切って行くという申し訳ないような所で、これもまた新鮮でした
目の前で繰り広げられるドラマは・・・落ち込んでいた二人が、今生きていることを楽しめるようになったのはわかるんだけれど、可愛らしさばかりが印象的で、子供のような無邪気さを取り戻しただけで、手を取り合って未来を切り拓いていく力強さ、愛の力の逞しさが感じられなかった
なんだか残念だったなぁ

New Musical "Color of Life"稽古場見学会、その2

30分、稽古場を見学していると短すぎるけれど、次の見学時間まで待つのは長すぎる何だか「人生は」という格言？を思い出す。人生は、何事かを成すには短すぎるが、何事も成さないのには長すぎる。だったかな？？
などと、余計なことを考えながら、コーヒーブレイクで時間をつぶそうとしたけれど、「都内某所」は基本的に住宅街のようで、喫茶店がない銀行はあった”きらぼし銀行”て、名前が可愛すぎる思わず口座を作ろうかと思いました！正気に返って、看板の写真だけ撮らせてもらいました
しばらく歩き続けると、私が下りた駅の前に、手作りっぽい？お店が方向を間違えないように必死だったから、道路の向こう側なんて見てなかったなぁ
小さな感じのいいお店で、”本日のコーヒー”を注文したら、花のような香りのするコーヒーでしたイナカじゃ味わえないなぁ写真展もやっていて、どっぷりと別世界に浸り過ぎて、時計を見て焦りました
時間ギリギリに駆け込んで、スタッフさんの笑顔に癒されて（また来たか！）稽古場に入ると、ずっと続けていたんだなぁ当たり前か！話が進んでいる
恋人の女性の死に囚われていたヒロインは、メッチャ明るくハイテンションになっていて、日本のお母さんと会ったことが良かったらしい同じ飛行機で偶然隣り合わせになった男性は・・・ちょっと迷惑そうで、本当に恋愛に発展できるだろうか？と心配になったら飛行機が揺れて、お姫様抱っこ状態？にそこで「お時間です」「あ～これから面白くなりそうなんですけれどぉ」「ありがとうございます」スタッフさんのステキな笑顔に送られて
”ボヘミアンラプソディ”で理解できなかったバイリンガルが絡んでいると、偏った興味で観てみようと思ったミュージカル。本舞台を観るのが楽しみですあ！冒頭のニューヨークで、馬車の蹄の音が聞こえるのも楽しいです二人が一緒に暮らし始めてからも聞こえると良いなこんなことで喜んでいるのは私だけだろうな

New Musical "Color of Life"稽古場見学会、その1

以前、他の作品のバックステージツアーに参加してみて、珍しくて楽しかったので、稽古場を見せてもらえるなんて二度とないかも知れないと思って応募してみました
浮かれすぎて、希望の日にちを間違えてしまって、取り消しができないので別の日でも応募したら、両方とも当選してしまいましたイナカから東京に、仕事でもないのにそんなに何度も行けないなぁと思いながら、同じ日の見学で参加時間が違っていたので「神様のお恵み」だと思って出かけました
「都内某所」は初めて行く所で、道を間違えないかとドキドキしていましたたどり着けて良かったぁ「え！？あの音って風かなぁ？」「ええ、外は風が強かったでしょう？」「はい、でもここ（室内）で聞こえる風の音のほうが凄いです！」なんて、世間話をしてくれた受付のお兄さん、ありがとうございます
稽古場は・・・青野紗穂さんと東啓介さんが、あまりにも目の前に来られるのでびっくりしてしまいました！！青野さんは、メイクきっちりで決まってるなと、遠慮なくジロジロ見てしまいましたが、東さんは、舞台で感じた以上に背の高さが凄まじくてやせていて「足長ぁ～！」と、見とれていたら、せっかく目の前で会えたのに、顔まで見ないままでしたあぁ～もったいない！！
稽古場を出た後で、「小顔ですねぇ！！」と感激していらっしゃった方は、顔から先に見られたんでしょうね
稽古は・・・私は出来ません当たり前か演出の石丸さち子さんが、次々に注文を付けて、最初に何を言われたのか、わからなくなってしまうぅぅ～あれに答えているお二人は、すばらしい方々ですそれがプロなのか
あっと言う間に30分が過ぎてしまって、「まだ見たいですぅ～」と泣きつきながら？追い出されましたスタッフさん、ありがとうございました。私には、あと30分後の見学会があるのだっ！！

暗くなるまで待って

何故わざわざ東京に来たのか忘れそう着いた日の夜と、次の日の朝に、シネコンに行って”ボヘミアンラプソディ”を観ましたそれじゃなくて、舞台”暗くなるまで待って”を観劇しに来たのでした
去年、この舞台に興味を持った自分に、お礼を言いたいあんなに面白くて怖い話だとは思わなかった一番すごいのは、ヒロインのスージー（凰稀かなめさん）が反撃に出ることアンモニアとオリーブオイルでそんなことができるんですかぁ～と、びっくりしてしまいました！！1960年代の主婦って、そんなことを普通に知ってたんだろうか
冷蔵庫を照明にするロート（加藤和樹さん）も驚きで、これだけの悪党になるには相当な修羅場を生き抜いて来たんだろうなと、納得させられました変装というより別人に成りきれる演技力も恐ろしい・・・というか、これはロートじゃなくて加藤さんがすばらしいんだわそれを見抜く、盲目のスージーがまた素晴らしい
スージーの夫のサム（松田悟志さん）には謝りたい原作を全く知らないので、スージーが嫌いになっていて、悪党グループと組んでイジメ・・・どころか殺そうとしているんじゃないか？？なんて、チラッと考えていました結婚してから住み始めたというのに、部屋の入り口は結構な階段で、キッチンには段差があるわざと住みにくくしてるんじゃないか？？ごめんなさい
一見、男の子みたいなお手伝い少女グローリア（黒澤美澪奈さん）にも謝らなきゃ本当に性格が悪いだけで、スージーを不安定にさせる困ったちゃん、これもサムの嫌がらせかなんて考えました。ごめんね本当に子役ちゃんかと思った！17歳って微妙な年齢だなぁ
良い舞台だったなぁ～都合が悪くてもう観に行けないのが残念でなりません
書きかけで公開してしまったのに、nice!を下さったはじドラさんありがとうございました