福田村事件、また観られて嬉しい！

自宅から歩いて行ける映画館で上映してくれている”福田村事件”
平日でも観客が多くて、すすり泣きが聞こえる終了したら「残酷ー！！」と叫んだ女性に、不快だったのか感動したのかインタビューしたかった。心にズキュンと来ますよね！！私が今一番気に入っている映画です
上手に言えない、不謹慎な言い方かも知れないけれど『新鮮』です。自分が全く知らなかった出来事で、目からウロコでした。関東大震災で、在日朝鮮人の人々がデマのために殺されたことは聞いていたけれど、福田村で日本人が殺されたことは全く知りませんでした。小さな子供や、母親と一緒に胎児まで人間の集団心理の怖さ悲しさ。でも、普通の人たちが暴走しただけではなく、政府が自衛を呼びかけていたのは知りませんでした
政府が抹殺しようとした『社会主義者』が「資本主義は社会主義に倒される、革命を見ずに死ぬのは残念だ」と言い残すのは、虚しくて悲しい。映画の冒頭に、理想と現実の差のひどさに失望して、朝鮮から福田村に帰って来た人がシベリア出兵を「貧富の差がない国を作ろうとしたロシアをつぶそうとしたんだ」と語るのも虚しい。そんなに良い国を作ろうとしてたのかい
”事件”だけでなく、色々なことを考えさせられます