映画”LAMB"ADAちゃん可愛い！

自分の干支がヒツジなので、タイトルがラム＝子羊（肉？）だと気になって
ネタバレで紹介して下さっている記事を読んだら、余計に謎が深まって、観らずにいられなくなりました地元のミニシアターで全国に遅れて公開されたので、やっと観ることができました
英語のタイトルが”LAMB"で、原題のアイスランド語は～”ディーリズ”と読む私の知らないアルファベットで、英語にすれば”the animal"だと、パンフレットに書いてあります。動物の中には、人間も含まれているのでしょうか？？
どのくらい時間がたっているのか、亡くなった子供を忘れられない夫婦。立ち直れないのが当たり前ですよねでも、ヒツジが生んだのに、自分達の子供だ！！と一瞬で思い込めるのは異常じゃないか？と思いました顔は絶対にヒツジで、左手が人間のような？？？そう見える奇形というか突然変異というか、そのようには考えられないのでしょうか映画が始まってしばらくは、ADAちゃんの全身を見せてくれないんですよね。アダというのは、亡くなった子供の名前です。アイスランドでは珍しくない名前でしょうか？？どうにか覚えましたけれど、アバとかアドとか、しばらくは混乱していました人間のお母さんの名前がマリアなので、アダちゃんは”神の子羊＝キリスト様？”女の子なんだけれど最初の人間アダムの女性名？いや、イブとかエバとかでしょう
とにかく、ADAちゃんのほぼ全身が見えたときに、二人の気持ちがわかりましたヒツジなのは頭と右手。生まれた時は、他の子羊とは違って、顔から出て来たんですよね。逆子だったのかな？？首から少し下の方まで、モフモフのヒツジの毛が生えていますどちらかと言えば、人間に近い。自然に二足歩行もするし。子役さん達が頑張ったんですね
でも、この子の将来はどうなるのでしょう？？？
人間のパパとママは全然心配していないみたい大切に、大切に、可愛がって、可愛がってADAちゃんだけは気付き始めています。自分が両親や叔父さんとは全然違う顔をしていること。ヒツジの顔と同じだということ。言葉を話せないADAちゃんには、自分の疑問を伝えることができません。それに、パパとママが大好きなのです。幸せな日々が続いていきます。
ADAちゃんが知らないこと。自分が生んだ子供を返せ！とヒツジのお母さんがメエメエと鳴き続けて人間のママが「来るな！」と撃ち殺してしまったことゴミのように埋められてしまったお母さん。この場面が一番怖かったお料理して食べていたのも、他のヒツジの肉だろうし人間の身勝手
ある日、それは突然にやって来ます。パンフレットに”ラムマン”と書いてあるけれど、”シープマン”が正しいんじゃないだろうか？？復讐なのか…パパと牧羊犬ADAちゃんがパパに縋り付いて、最後まで振り返っていたのが痛々しくてでも、変なヒツジじゃなくて、父親の一族だったADAちゃんが、在るべきところに帰って行ったのだと思えば、一番良いハッピーエンドなのでしょう。
あ～はっきりわからない絶対にもう一回観に行こう