感動がイッパイアッテナ

小さい子供達が最後までおとなしく熱心に観たので、「どこが良かった？」と聞いたら、保育園児は「ルドルフが家に帰ったら別のネコがいて、二匹は飼えない事を知って戻るシーン」で、小学一年生は「イッパイアッテナがルドルフに勉強を教えるシーン」と答えたそうで、引率者は「ルドルフがイッパイアッテナの敵討ちをするシーン」が良かったとのこと。
数年前にトラネコを亡くした引率者にとって、病気とはいえ、自分のネコのために何かもっとしてやれたことはなかったのかという思いがあったのかも知れません
なぜか家族が積み木を買ってきて、そのトラネコに字を教えていたそうで、五十音が書いてある勉強用のだろうなぁ１１９番通報の押し方も教えていたとか
私も、白にゃんこや赤にゃんこ＝きなこに字を教えれば良かったかなと思えてきました。
とにかく、子供向けの外国製（ディズニー？）アニメだと思い込んでいて、「イッパイアッテナって何語のどういう意味なんだろう？」なんて考えていたので、新鮮な気持ちになって観に行きたくなりました。
私が知らなかっただけで、教科書にも載った有名な作品だそうで、映画の中の学級文庫や図書室にも置いてありました自分達の教室でネコがこっそり勉強していたなんて、一年生にはたまらなく楽しいことだろうな
それにしてもイッパイアッテの飼い主さん、自分がいなくなったあとのネコを心配するなら、引き取り手を探すのが正しいやり方でしょうにでも、この映画を教えてくれた人の家族みたいな人が実際にいらっしゃると知っていると、不自然な設定ではないなと思えます。
ルドルフは偉い子だね。見た目は真っ黒けのチキンラーメンのヒヨコちゃんみたいなのに、かわいいだけじゃないよね！！あ、頭のてっぺんとシッポの先が白いんだよねリエちゃんち＝岐阜に帰れるはずなのに、イッパイアッテが大けがをさせられて侮辱されたのを知らん顔できなくて・・・というより、迷いは無いね！一番大切な事は何か、きちんとわかってるよね！！
軽いだけみたいだったブッチ―も、勇気を出して協力してくれて本当にありがとう原作を読んだら、白黒のブチネコでブッチーなのに、なぜ変えたんだろう？？色が付いていた方が映えるんだろうか？？
ルドルフ、あの時に帰っていたら、あんな悲しい思いをしなくて済んだのにリエちゃんも悲しまなくてよかったのに・・・違うね！悲しいことが悪いことじゃないよね。空はつながっている、前を向いて進む。イッパイアッテナに喝を入れてもらわなけりゃ！「絶望は愚か者の答え」っていうんだ