きなこちゃん

去る1月7日、陽だまりに片目が悪くなったネコ、きなこちゃんを発見。
私、自分が肺炎の診察で仕事はお休みしていたので、きなこちゃんにも病院に行ってもらう決意を固めました。それよりも私を確認しようと見える方の目を向ける様子がいじらしい駆け寄ろうとしたけれど、ちょっと待ってね、しろにゃんこの遺品のお籠を持ってくるね。
急いで戻ったら別の場所に移動していたけれど、私を認めてくれた。キャットフードをあげても食べない。小さい声で鳴きながら私にまとわりついて、前足をあげて抱っこしてのポーズ。
よく見ると、なんてキチャナイみすぼらしい子だ
勇気を出して確保、タクシーを呼んで病院へ。亡きしろにゃんこのかかりつけの病院だ。
9年も前なのに先生が覚えていてくれて驚いた。
もっと驚いたのは、きなこちゃんの目は歯石が原因で、顔の骨が変形して口が開かなくなっていて、そのバイ菌が目まで来ているのだろうとのこと。もう手遅れで、治ることはないとそれでも出来ることがあったら全部やって下さいと食らいついて、入院手術をしてもらった。それから元気になったり死にそうになったりしながら入退院を繰り返している。
こんなに人に懐いていて牙が折れるまで生きているなんて、生まれつきのノラじゃない、捨てられたんだろうと先生がおっしゃるとおり、上手だったトイレも使えなくなり、私が守りたかった左目も見えなくなった。
明日退院するきなこちゃんの命を一番大切にしたい。