宮崎監督ありがとうございました

以前にも引退を口にされたことがありましたよね、今回も”不滅だ！”と思わせて下さると良いのですが。
年齢的な衰えって、ご本人にしか分からないものだと思います。でも、凡人というか弱い人は認めるのが怖くて虚勢を張るのに、本当に潔い方だと感心しました。
実は”ナウシカ”を初めてテレビで見たとき、なんだか説教臭くて堅苦しいなと感じて好きになれませんでした。人間ができていなくて、ごめんなさいその後、原作を見てみたら、なんて深くて恐ろしいほど生真面目で誰のマネもしていない（と思う）、強い個性の人なんだろうと感動しました。
でも、”もののけ姫”のあらすじを読んだとき、”どろろ”だっ！と思ってしまった。監督のお言葉の「アシタカの最大の特徴は、人に全然期待されないこと。アシタカは孤独な戦いをやっているんです。」は、百鬼丸でなくて誰でしょうサンはどろろほど下品（ごめんね！）じゃないけれど、あのパワーとプライドはお見事です勝手な思い込みで観まくって、11回目に気分が悪くなってしまった程です。
ごちそうもホドホドにしようね、私。それでも見続けましたけど。
映画館で観た初めての宮崎作品でしたが、これ以上のものは無いと思って、”千と千尋”は見ないままでした。後でテレビで観て、しまったぁーと思いました。
本当にすばらしい世界をありがとうございました。「生きろ！」と迷わずに言ってくれる大人って、子供や若者にとって一番大切だと思います。