11月3日、手塚治虫さんの誕生日です

明治天皇の誕生日ですって？それで昔は『明治節』とかいう祝日で、この日に生まれた手塚さんは、明治から一字取って『治』と名付けられたんですよね。『文化の日』なんて言い換えたのは、天皇と関係無いようにしたかったのかな。それはともかく、手塚さんには感謝！感謝！『どろろ』を生んで下さって、ありがとうございます。さらに、どろろを女の子にして下さって、ありがとうございます。最初から女の子に決めておられたのかどうか、はっきりお聞きしたい気持ちをずっと引きずっていますが、どうしようもないので、将来お会いできた時の楽しみにしておきますね。「友達の子供が、どろぼうと言えなくて、片言でどろろうと言ったのをヒントにしたんです」とコミックスのカバーに書かれていたのを、ず～っと信じて来ましたが、実はご自分の息子さんのことだったと知ったとき、「だまされたぁぁぁ！」とは思わなくて、「おとうさんだなぁ」と感激しました。たぶん、子供さん達は有名すぎるおとうさん、それも同年代の子供達によく知られて、いつも話題になっていただろうおとうさんに、かなり重圧を感じていたのでしょうね。その上「どろろって、おまえがつけた名前だってな」なんて話題になったら、気持ちが休まりませんよね。おとうさんの気遣い、やさしさを感じました。
ですからぁ～、どろろと百鬼丸にも、もう少し愛情を持ち続けて頂きたかったと思います。あんなに中途半端に片付けないで、とどめの最終ページを描かないで頂きたかったと思います。それでも、やはり感謝してやみません。本当にありがとうございます。映画の続編に合わせて、また先生の原稿が『宝塚市立手塚治虫記念館』に展示されるのを楽しみにしています。